農地と空き家の活用で地域のにぎわい創出を目指す
山口県周南市の北部にある須々万地区は、JR徳山駅から車で約20分の位置にある魅力たっぷりの中山間地域です。豊かな自然はもちろんのこと、生活インフラが充実していることや、市街地へのアクセスが良いこと、学校や病院などの施設も揃い子育てしやすい環境が整っていることなど、その魅力は数え上げればきりがありません。
現在、須々万地区では地域のにぎわいを創出するために「すすま夢プラン」を策定し、さまざまな活動を展開中。地域一体となって住みやすい地域を目指しています。
「夢の実現〜いざすすま(須々万)ん!」須々万地区が取り組む夢プランとは?
平成28年から始まった「すすま夢プラン」では、「みんなが主役のまちづくり」を掲げ、多彩な事業に取り組んでいます。
地域をあげた取り組みですが、「これを一緒にやってみたい!」、「これだったら手伝えそう…」と、自分に興味がある活動に無理のない範囲で参加できるのも「すすま夢プラン」のいいところ。これまでも、地域の中学生と一緒に須々万の情報を詰め込んだ散策マップ「すすマップ」を作成したり、須々万の食の魅力を発信するイベント「鍋S-1グランプリ」を開催したりなど、わきあいあいと活動してきました。
すすマップ
http://shunan-chiikijoho.jp/wp-content/uploads/2020/08/2020_susumap.pdf
今回は数ある取り組みの中でも、農地と空き家を活用して地域のにぎわいの創出を目指す「すすま夢プラン」産業振興部会の特色ある活動をご紹介します。
人口減少や高齢化に伴い、休耕田や休耕畑が徐々に増えてきた須々万地区。「すすま夢プラン」産業振興部会では、まず荒地の整地による景観保全に乗り出しました。そして、せっかく整地したのだからと栽培を始めたのが黒豆。さらに、どうせ栽培するなら黒豆を須々万の新たな特産品にしようと「黒豆友の会」を結成したのでした。
ちなみに黒豆を選んだ理由を聞いたところ、「ビアガーデンで黒豆の枝豆が食べたかった」との答えが。この発想から須々万の人々の朗らかさが伝わってきます。もちろん、「枝豆だったら子どもたちも好きだから」という理由もあるそうです。
農業経験のない人がほとんどを占めるメンバーで黒豆作りを始めて3年、今ではJA山口県に出荷できるほど立派な黒豆が育つようになりました。3反から始まった畑は5反に広がり、メンバーの中で個人的に黒豆を栽培する人も出てきました。さらに、黒豆を使った手作り味噌も好評で、JA山口県の農産物直売所では人気商品に仲間入り! 須々万地区の敬老の日のお祝いの品に選ばれるなど、少しずつ認知度も上がっています。
景観保全が第一ですが、今後、黒豆の枝豆も味噌も、もっと生産量を増やして安定した量を供給できるようにすること、そして新たなる加工品に挑戦することが「黒豆友の会」の目標。景観保全から始まった黒豆作りですが、「須々万と言えば黒豆!」と言われる日も確実に近づいているようです。
産業振興部会では、「空き家対策プロジェクト」として空き家の利活用にも力を注いでいます。こちらも景観保全を目的とした活動の一つです。中心になるメンバーは、地域の良さの紹介や暮らしの相談にのるなど、移住を検討されている方と地域との橋渡しをするボランティア「里の案内人」。地域内の空き家を探し出して現状を調査しているそうです。移住者に貸し出せそうな空き家があった場合は、所有者を探し出して交渉します。さらに、交渉が成立すれば、次は移住者へのPRと、一連の流れを全て手がけているそうです。状態の良い空き家が見つかっても持ち主と連絡がつかず、成立まで至らないケースもあります。多くの苦労がありながらも、実際に移住者を迎えた実績もあり、少しずつですが努力が実り始めています。
現在、移住者用住宅(5DK庭付き一戸建て)の入居者を募集中です。見晴らしの良い高台にあり、窓から須々万の豊かな自然が一望できます。
【募集中】須々万で暮らそう!周南市中山間地域移住者用住宅への入居者を募集しています!http://shunan-chiikijoho.jp/news/iju-jyutaku/
須々万地区の「空き家対策プロジェクト」では、次なる展開を考えています。それは、須々万で短期間の生活体験ができる「移住体験住宅(移住お試し住宅)」の設置です。実際に須々万の魅力を体感してもらうだけでなく、移住後のミスマッチングの防止も目指します。須々万には、移住者も、移住者を迎える側もより安心できる体制が整いつつあります。
お祝いに米一俵! 須々万ならではの魅力的な子育て支援
JR徳山駅まで車で約20分程度あれば行ける須々万は、市街地へのアクセスもほど良く、働く場所があり、田舎の暮らしが楽しめる魅力満載の地域です。そんな須々万では、ほかにはないユニークな子育て支援を実施。なんと出産祝いに須々万産の米1俵がプレゼントされるのです! 豊かな自然で育った須々万の米は、とてもおいしいと評判の一級品。しかも須々万の人々の愛情がたっぷり込められています。
今や約20名の大所帯となった「黒豆友の会」(メンバーのうち6名は「里の案内人」としても活動中)は、地域の人々の交流の場としての役割も果たす存在になっています。「『黒豆友の会』により、地域内の交流がこれまで以上に活発になりました。移住してこられた方が地域に溶け込むきっかけの場にもなっていますので、ぜひ安心して須々万に移住してきてください」と代表の山本芳昭さん。
また、須々万地区では、産業振興部会以外の人々もまちに賑わいを創出するためにさまざまな活動を展開中です。
須々万への移住や田舎暮らしを検討されている方はぜひ一度「黒豆友の会」の活動をのぞいてみてはいかがでしょう。須々万の人々の朗らかさと須々万の美味を同時に体感できますよ。
参考情報
須々万地区ではより住みよい地域にするための活動に取り組まれています。
【活動の様子】
須々万地区まちづくり推進協議会(URL: http://shunan-chiikijoho.jp/council/susuma/)
【須々万地区紹介パンフレット】
須々万地区へ移住された方の声などをご紹介しています。
(パンフレット画像埋め込み)
【須々万地区移住者用住宅】
須々万で暮らそう!周南市中山間地域移住者用住宅入居者募集中!
農地と空き家の活用で地域のにぎわい創出を目指す
山口県周南市の北部にある須々万地区は、JR徳山駅から車で約20分の位置にある魅力たっぷりの中山間地域です。豊かな自然はもちろんのこと、生活インフラが充実していることや、市街地へのアクセスが良いこと、学校や病院などの施設も揃い子育てしやすい環境が整っていることなど、その魅力は数え上げればきりがありません。
現在、須々万地区では地域のにぎわいを創出するために「すすま夢プラン」を策定し、さまざまな活動を展開中。地域一体となって住みやすい地域を目指しています。
「夢の実現〜いざすすま(須々万)ん!」須々万地区が取り組む夢プランとは?
平成28年から始まった「すすま夢プラン」では、「みんなが主役のまちづくり」を掲げ、多彩な事業に取り組んでいます。
地域をあげた取り組みですが、「これを一緒にやってみたい!」、「これだったら手伝えそう…」と、自分に興味がある活動に無理のない範囲で参加できるのも「すすま夢プラン」のいいところ。これまでも、地域の中学生と一緒に須々万の情報を詰め込んだ散策マップ「すすマップ」を作成したり、須々万の食の魅力を発信するイベント「鍋S-1グランプリ」を開催したりなど、わきあいあいと活動してきました。
すすマップ
http://shunan-chiikijoho.jp/wp-content/uploads/2020/08/2020_susumap.pdf
今回は数ある取り組みの中でも、農地と空き家を活用して地域のにぎわいの創出を目指す「すすま夢プラン」産業振興部会の特色ある活動をご紹介します。
人口減少や高齢化に伴い、休耕田や休耕畑が徐々に増えてきた須々万地区。「すすま夢プラン」産業振興部会では、まず荒地の整地による景観保全に乗り出しました。そして、せっかく整地したのだからと栽培を始めたのが黒豆。さらに、どうせ栽培するなら黒豆を須々万の新たな特産品にしようと「黒豆友の会」を結成したのでした。
ちなみに黒豆を選んだ理由を聞いたところ、「ビアガーデンで黒豆の枝豆が食べたかった」との答えが。この発想から須々万の人々の朗らかさが伝わってきます。もちろん、「枝豆だったら子どもたちも好きだから」という理由もあるそうです。
農業経験のない人がほとんどを占めるメンバーで黒豆作りを始めて3年、今ではJA山口県に出荷できるほど立派な黒豆が育つようになりました。3反から始まった畑は5反に広がり、メンバーの中で個人的に黒豆を栽培する人も出てきました。さらに、黒豆を使った手作り味噌も好評で、JA山口県の農産物直売所では人気商品に仲間入り! 須々万地区の敬老の日のお祝いの品に選ばれるなど、少しずつ認知度も上がっています。
景観保全が第一ですが、今後、黒豆の枝豆も味噌も、もっと生産量を増やして安定した量を供給できるようにすること、そして新たなる加工品に挑戦することが「黒豆友の会」の目標。景観保全から始まった黒豆作りですが、「須々万と言えば黒豆!」と言われる日も確実に近づいているようです。
産業振興部会では、「空き家対策プロジェクト」として空き家の利活用にも力を注いでいます。こちらも景観保全を目的とした活動の一つです。中心になるメンバーは、地域の良さの紹介や暮らしの相談にのるなど、移住を検討されている方と地域との橋渡しをするボランティア「里の案内人」。地域内の空き家を探し出して現状を調査しているそうです。移住者に貸し出せそうな空き家があった場合は、所有者を探し出して交渉します。さらに、交渉が成立すれば、次は移住者へのPRと、一連の流れを全て手がけているそうです。状態の良い空き家が見つかっても持ち主と連絡がつかず、成立まで至らないケースもあります。多くの苦労がありながらも、実際に移住者を迎えた実績もあり、少しずつですが努力が実り始めています。
現在、移住者用住宅(5DK庭付き一戸建て)の入居者を募集中です。見晴らしの良い高台にあり、窓から須々万の豊かな自然が一望できます。
【募集中】須々万で暮らそう!周南市中山間地域移住者用住宅への入居者を募集しています!
http://shunan-chiikijoho.jp/news/iju-jyutaku/
須々万地区の「空き家対策プロジェクト」では、次なる展開を考えています。それは、須々万で短期間の生活体験ができる「移住体験住宅(移住お試し住宅)」の設置です。実際に須々万の魅力を体感してもらうだけでなく、移住後のミスマッチングの防止も目指します。須々万には、移住者も、移住者を迎える側もより安心できる体制が整いつつあります。
お祝いに米一俵!
須々万ならではの魅力的な子育て支援
JR徳山駅まで車で約20分程度あれば行ける須々万は、市街地へのアクセスもほど良く、働く場所があり、田舎の暮らしが楽しめる魅力満載の地域です。そんな須々万では、ほかにはないユニークな子育て支援を実施。なんと出産祝いに須々万産の米1俵がプレゼントされるのです! 豊かな自然で育った須々万の米は、とてもおいしいと評判の一級品。しかも須々万の人々の愛情がたっぷり込められています。
今や約20名の大所帯となった「黒豆友の会」(メンバーのうち6名は「里の案内人」としても活動中)は、地域の人々の交流の場としての役割も果たす存在になっています。「『黒豆友の会』により、地域内の交流がこれまで以上に活発になりました。移住してこられた方が地域に溶け込むきっかけの場にもなっていますので、ぜひ安心して須々万に移住してきてください」と代表の山本芳昭さん。
また、須々万地区では、産業振興部会以外の人々もまちに賑わいを創出するためにさまざまな活動を展開中です。
須々万への移住や田舎暮らしを検討されている方はぜひ一度「黒豆友の会」の活動をのぞいてみてはいかがでしょう。須々万の人々の朗らかさと須々万の美味を同時に体感できますよ。
参考情報
須々万地区ではより住みよい地域にするための活動に取り組まれています。
【活動の様子】
須々万地区まちづくり推進協議会
(URL: http://shunan-chiikijoho.jp/council/susuma/)
【須々万地区紹介パンフレット】
須々万地区へ移住された方の声などをご紹介しています。
(URL:http://shunan-chiikijoho.jp/wp-content/uploads/2021/09/2020_ijuumap_susuma.pdf)
【須々万地区移住者用住宅】
須々万で暮らそう!周南市中山間地域移住者用住宅入居者募集中!
(URL: http://shunan-chiikijoho.jp/news/iju-jyutaku/)